マウスピース矯正とワイヤー矯正の違いは?|藤沢市の歯医者|Ken歯科

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マウスピース矯正とワイヤー矯正の違いは?



みなさんこんにちは。

藤沢市の歯医者【Ken歯科】です。


「歯並びが気になる……。」

口元の印象はお顔全体の印象につながりやすく、整った歯並びになりたいという方も多いのではないでしょうか。

歯並びをキレイにするための矯正治療には、「マウスピース矯正」と「ワイヤー矯正」があります。

それぞれに治療の特徴があり、患者様のお口の状況やご希望に応じて選択することが大切です。

そこで今回は、「マウスピース矯正」と「ワイヤー矯正」の違いについて詳しくお話させていただきます。


■マウスピース矯正


マウスピース矯正は、透明のマウスピースを使って歯並びを整える矯正方法です。

患者様のお口に合わせて、マウスピースを製作して、段階的に形の違うマウスピースに交換することで、歯並びをキレイにします。


◎マウスピース矯正の4つのメリット

1 目立ちにくい


透明で薄いマウスピースを使用するので、周りの方に気づかれにくく、ワイヤー矯正に比べて見た目も目立ちにくい方法です(※)。


(※)歯並びの状態によっては「アタッチメント」という突起がつく場合があります。


ただし、白色で小さい物なので目立ちにくいパーツです。


2 口腔内を清潔に保ちやすい


「食事」や「歯磨き」の時に取り外しができ、マウスピースは流水下で洗うことができるので、口腔内を清潔に保ちやすいです

また、マウスピースは、1~2週間程度で交換ができるので、清潔に保ちやすくなります。

お口の中を清潔に保つことができれば、むし歯や歯周病のリスクも軽減できます。


3 口腔内スキャナーで型取りができる


3D口腔内スキャナーのiTeroで、お口の中をスキャンするだけで、歯型を取ることができます

また、デジタルで歯並びが動く予想の画像を確認ができるため、実際の治療のプロセスや治療後のイメージがつきやすいです。


4 滑舌に影響が出にくい


マウスピースは薄く、舌に装置が当たることも少ないので、滑舌に影響が出にくいです。

ブラケット矯正の中でも、歯の裏側に装置がつく「裏側矯正」は装置が舌に当たりやすく、慣れるまで滑舌に影響が出ることがあります。


◎マウスピース矯正の2つのデメリット

1 自己管理が必要


マウスピース矯正は、1日20~22時間の装着が必要です。

「ちょっとくらい……。」

と外している時間が長くなると、治療計画通りに歯並びが動かないことがあります。

また、マウスピースの交換時期も自分で把握して交換する必要があります。

アプリで知らせてくれる物もあるので、活用すると交換のし忘れを防ぐことにつながります。


2 重度の不正な歯並びは対応できない場合がある


マウスピース矯正は、ブラケット矯正に比べて重度の不正な歯並びには対応できない場合があります。

抜歯を伴い、大幅に歯を動かす必要があるケースはブラケット矯正が適用となります。


■ワイヤー矯正


ワイヤー矯正は、歯の表面に「ブラケット」という装置をつけて「ワイヤー」を通し、適切な力をかけて歯を動かす方法です。

歴史のある方法で、多くの症例があり、矯正歯科では対応しているところが多いです。

幅広い歯並びに対応できるので、大きく歯をうごかしたり、細かく動かしたりする調整力に優れています。


◎ワイヤー矯正の2つのメリット

1 さまざまな歯並びに対応している


大幅に歯を動かす症例や複雑に歯を動かさなければいけない場合など、ワイヤー矯正は多くの歯並びに対応しています。

マウスピース矯正では治療が難しい歯並びでも、矯正であれば対応できるケースも多いです。


2 付け忘れがない


マウスピース矯正は、取り外しができるので、自分で自己管理が必要です。

ワイヤー矯正は、固定式のため、取り外すことがなく付け忘れがありません


◎ワイヤー矯正の2つのデメリット

1 矯正装置の厚みで口元が出て見えることがある


歯の表側に装置をつける「表側矯正」の場合、装置の厚みで口元が出て見えることがあります。また、金属の装置の場合、装置が目立つことが気になる方も多いでしょう。

矯正装置の見た目は、白や透明のブラケット、審美ワイヤーで金属の装置より目立ちにくくなります。


2 歯磨きがしにくい


ワイヤー矯正は、食事の時も装置をつけたままです。

そのため、矯正装置に食べ物が挟まりやすく、取るのに苦労します。

また、歯ブラシが当たりにくく、歯磨きがしにくかったりすることがあります。


【マウスピース矯正とワイヤー矯正で迷った方は】


マウスピース矯正とワイヤー矯正にはそれぞれ特徴があり、場合によっては併用することもあります。

また、歯並びによって適応できる方法が変わることもありますので、まずはご自身の治療の際にどんな選択肢があるのかを知っておきましょう。

矯正治療をご検討の方はお気軽にご相談ください。


ken歯科
歯科医師
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