「プレオルソ」「T4K」「マイオブレース」違いとそれぞれの特徴について|藤沢市の歯医者|Ken歯科

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「プレオルソ」「T4K」「マイオブレース」違いとそれぞれの特徴について



みなさんこんにちは。

藤沢市の歯医者【Ken歯科】です。


お子さんの歯並びが気になっていませんか?

歯の生え変わり時期は、まだ歯並びが分からないというお声も聞きますが、永久歯が正しい位置に生えてくるように予防矯正をすることができます。

お子さんは顎の骨もやわらかいため、負担を軽減することが可能です。

そこで今回は、お子さんの予防矯正の代表的な装置、「プレオルソ」「T4K」「マイオブレース」の違いと、それぞれの特徴をご紹介します。


■予防矯正とは?


まずは、予防矯正のメリット・デメリットを理解しておきましょう。

歯並びが悪くなる原因は骨格や歯の大きさなどの「遺伝」の要因もありますが、口呼吸、舌の位置が悪い、指しゃぶりをしているなどの生活習慣が関係していることもあります。

そのまま歯並びが悪くなる悪習癖を続けていると、さらに歯並びが悪くなる可能性があります。

予防矯正ではこれらの悪習癖を改善して、永久歯が正しい位置に生えてくるようにマウスピースでサポートします。


■予防矯正で見込める効果


歯並びが悪くなるくせに対してアプローチをし、口周りの筋力を鍛えることで顎の発達を促し、理想の歯並びに近づけていきます。


◎悪習癖に対して見込める効果

舌の正しい位置への誘導

舌を出すくせの改善

口呼吸の改善


◎予防矯正のメリット

人前で取り外しや装着をする必要がない

筋肉のバランスが整うため、後戻りの可能性が少ない

歯並びが悪くなる原因を改善できる

矯正で抜歯をするリスクを軽減できる


◎予防矯正のデメリット

装着時間を守る必要がある

毎日使用する必要がある

お子様の努力とご家族のサポートの必要がある

適応にならないケースがある


■「プレオルソ」「T4K」「マイオブレース」の違いとそれぞれの特徴


◎プレオルソ

【対象年齢】

4~10歳程度


【形状】

上下一体型


【素材】

ポリウレタン


【使用方法】

マウスピースをつけるのは、日中の1時間と就寝中です。

そのため、学校で活動中は使用することがなく、お子さんの負担を軽減します。

歯並びの原因になる筋肉バランスを整えることを目的にしており、口元が引き締まる、治療後の後戻りが少ないなどのメリットがあります。


◎T4K

【対象年齢】

3~10歳程度


【形状】

上下一体型


【素材】

シリコン


【使用方法】

使用するタイミングは、就寝中と日中の1~2時間マウスピースを装着します。

治療の初期に少し違和感や痛みを覚えることがありますが、すぐに慣れることが多いです。

痛みが続くようであれば、慣れるまで使用時間を少し減らして、痛みがおさまってから装着時間を戻すようにしてください。


舌の置く位置が決まっており、「タンタグ」に舌を置いてマウスピースがフィットするように軽く噛みましょう。

そして、唇を軽く閉じて鼻呼吸をしましょう。


【目的】

矯正治療の前に使用する装置で、口周りの筋力トレーニングと、永久歯が正しい位置に生えてくるように誘導する目的があります。


マイオブレースと同じメーカーから出ており、永久歯の交換期である混合歯列期を対象にしています。


◎マイオブレース

【対象年齢】

3~15歳程度


【形状】

片顎型


【素材】

シリコン


【目的】

マイオブレース治療は、歯並びが悪くなる悪習癖を改善するところからスタートします。

治療ステージは4つに分かれており、成長とともに歯並びを正しい位置に誘導していきます。


年齢が上がると悪習癖が習慣化していることが多いため、低年齢の方がスムーズに治療しやすい傾向があります。


マイオブレース治療のステップは、「習癖の改善」「歯列の拡大」「歯の配列」「保定」になります。


【お子さんの歯並びが気になったら予防矯正という選択肢も】


お子さんの歯並びが気になっても、まだ永久歯が生えていないからと思っている方もいると思います。

矯正のスタートタイミングは、歯並びの状態によって異なりますが、お子様の負担が少ない予防矯正という選択肢もあります。

予防矯正では、早期に歯並びが悪くなる悪習癖を改善して、口周りの筋肉バランスを整えることで、永久歯が正しい位置に生えてくるように誘導することが可能です。

お子さんの歯並びの状態や生活習慣などを考慮しながら、適切な治療を提案させていただきます。

お子さんの歯並びについてのお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。


ken歯科
歯科医師
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