みなさんこんにちは。
藤沢市の歯医者【Ken歯科】です。
お子様の歯並びが悪いと、見た目だけでなく、機能面でも様々なデメリットがあります。
歯並びが悪くなる原因には、遺伝などの先天的な要因と生活習慣等が関係して歯並びを悪くする後天的な要因の2つがあります。
そこで今回は、お子様の歯並びが悪くなる原因・悪習慣についてお話させていただきます。
■お子様の歯並びが悪くなる5つの原因
1 口呼吸
通常は、鼻で呼吸をする鼻呼吸が正しいのですが、口をぽかんと開けながら呼吸をする口呼吸のお子様がいます。
口呼吸はさまざまなデメリットがあり、お口の中が乾燥しやすくなるので、むし歯のリスクが高くなります。
また、唇を閉じることで、適度な力が加わり、歯並びのバランスを保っていますが、口が開いたままの状態が続くと、出っ歯や受け口など歯並びの不正につながりやすくなります。
【対策】
口呼吸は声かけをして改善できる場合もありますが、出っ歯などの歯並びの不正で口が閉じにくく、口呼吸になっている場合があります。
その場合には、矯正をして、歯並びの改善をおすすめします。
また、蓄膿症など鼻の疾患が原因の場合もありますので、その場合には耳鼻咽喉科を受診しましょう。
2 舌の癖
舌を歯の間から出す癖や舌で歯を押す癖を日常的に続けていると、成長途中のお子様の歯並びが悪くなる原因になります。
歯が前に出てしまいやすく、奥歯で噛んでいるのに、前歯が噛み合わない「開咬(かいこう)」の状態になる場合もあります。
【対策】
舌先の正しい位置は、上の前歯の裏の歯ぐきあたりです。
この位置に舌先つくように意識するよう、声かけをしましょう。
また、口周りの筋力が低下していると、舌が下がる場合があります。
しっかり噛む習慣をつけて、1口につき30回程度噛むようにしましょう。
3 指しゃぶり
小さなお子様が指しゃぶりをすることがありますが、指しゃぶりは気持ちを安定させる目的もあると考えられており、赤ちゃんのうちは無理に止めさせる必要はありません。
ただし、3歳を過ぎても指しゃぶりをしていると、歯並びに影響を及ぼす可能性があります。
いきなり止めさせようとすると、お子様の負担になってしまうため、徐々に止められるよう、促してあげましょう。
【対策】
少しずつ時間を減らせるようにしたり、声かけをしたりして意識してもらうようにしましょう。
集中をしていると、指しゃぶりをしない時間が多くなるため、お子様の気に入ったおもちゃなどで遊ぶ時間を増やしてみましょう。
4 頬杖をつく
頬杖をつく習慣がついていると、下顎に片側から力がかかるので、歯並びが悪くなる原因になります。
また、頬杖している時間が長いと、顔のゆがみなどにつながる場合もあり、注意が必要です。
【対策】
頬杖は、意識することで止めやすい悪習癖です。
頬杖をつくと、歯並びが悪くなったり、顔のゆがみにつながったりすることを伝えてあげましょう。
また、小学校などで無意識に頬杖をしている場合があります。
一度、頬杖をしている習慣がないか、お話する時間を持つとよいですね。
5 片側ばかりで食事をする
片側ばかりで食事をする習慣がついていると、顎に負担がかかってしまうことがあります。
また、やわらかい物ばかり食べる習慣がついていると、顎の発達が不十分で歯が並ぶスペースが足りずに歯並びが悪くなる場合があります。
【対策】
小さいころからしっかり左右バランスよく噛む習慣をつけるように声かけをしましょう。
また、やわらかい物ではなく、歯ごたえのある食品も取り入れてよく噛む習慣をつけてください。
【お子様の歯並びで気になることはKen歯科へ】
成長途中のお子様の生活習慣は特に歯並びに影響を及ぼしやすいので、気をつけましょう。
お子様の歯並びで気になることや、歯並びに悪い癖をしている場合など、気になることがありましたら、Ken歯科にお気軽にご相談ください。
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