みなさんこんにちは。
藤沢市の歯医者【Ken歯科】です。
お子様の歯並びが気になっている保護者の方は、いつ頃から矯正治療をスタートしたら良いか迷うこともあると思います。
大人の矯正と比較するとお子様の矯正はメリットが多く、費用の負担を軽減できたり、将来的に抜歯のリスクを軽減したりできる場合もあります。
そこで今回は、小さい頃から矯正するメリットについてご紹介します。
目次
■小さい頃から矯正する5つのメリット
小さい頃から矯正をする5つのメリットについてご紹介します。
1.顎の成長をコントロールできる
歯並びの悪さは、歯の大きさと顎の大きさのアンバランスさから起こる場合があります。
成長期のお子様は顎も成長途中のため、顎の成長をコントロールして、正しい位置に歯が生えてくるように誘導する治療が可能です。
この治療は、永久歯が生え変わる時期に行うことができる治療のため、大人になるとこの治療は適応になりません。
そのため、お子様の成長を味方にできる時期に矯正治療をスタートさせると、多くのメリットがあります。
2.永久歯がキレイに生えやすくなる
永久歯が正しい位置に生えてくるようにスペースを確保しながら治療をするため、永久歯がキレイに生えやすくなります。
3.コンプレックスを改善できる
出っ歯や受け口、凸凹の歯並びなどは見た目が気になることが多い歯並びです。
口元に自信がない場合コンプレックスになってしまうこともありますが、早いうちから矯正治療で歯並びを改善すると、コンプレックスを解消して口元に自信が持てるようになるでしょう。
4.大人の矯正と比較すると低コストの場合が多い
大人は子どもと違い、顎骨の成長が終わっているため、歯を動かすスピードが多少遅いことがあります。
一方、お子様の時期は顎の骨も柔軟で歯が動きやすい時期のため、スムーズに歯が動きやすくなります。
その結果、大人の矯正と比較すると、低コストで費用の負担が済む場合があります。
※症例によっては大人と大差のない金額になる場合もあります。
5.歯の抜かずに矯正できる可能性が高くなる
お子様の矯正治療の場合、顎の骨のバランスを整えながら歯を並べるスペースを確保して、永久歯が正しい位置に生えてくるように促します。
そのため、将来的に抜歯をして歯を移動させるスペースを確保する必要がなくなり、非抜歯での矯正治療ができる可能性があります。
■どんな歯並びは矯正が必要?
◎出っ歯(上顎前突)
上の前歯が大きく出ている・傾斜している状態で、前歯がきちんと噛みあっていない歯並びです。
出っ歯の症状によっては、口が閉じにくく口呼吸の原因になってしまうことがあります。
審美的にも気になることが多く、口が乾燥しやすいため、口臭・むし歯・歯周病の原因になることもあります。
◎受け口(反対咬合・下顎前突)
通常は、上の前歯が下の前歯を覆っている状態が正しいのですが、噛み合わせが反対になって下の前歯が前に出ている状態です。
噛み合わせが合っていないため、歯や顎に負担がかかりやすくなります。
また、見た目がコンプレックスになりやすく、顎の成長のアンバランスさが原因の場合には顎の成長をコントロールしながら治療が可能です。
骨格がアンバランスな反対咬合を大人になってから治療しようとすると、症状によっては外科矯正が必要な場合があります。
そのため、子どものうちから改善しておくといい歯並びのひとつです。
◎開咬
開咬は、奥歯が噛み合っているのにも関わらず、上下の前歯に隙間ができ、正しく噛めていない状態です。
前歯は、食べ物を噛み切る時に重要な役割を果たすため、食べ物が食べにくくなります。
また、空気が漏れやすいため、発音に影響が出る場合があります。
◎叢生
叢生は、凸凹した歯並び(ガタガタの歯並び)で、八重歯などもこの歯並びに該当します。歯ブラシが当たりにくく、むし歯や歯周病のリスクが高くなります。
また、噛み合わせのバランスも悪くなることが多いため、早期に矯正治療を行うと良い歯並びのひとつです。
■お子様の矯正はメリットが多い
お子様の小児矯正は、顎の成長をコントロールしながら永久歯が正しい位置に生えてくるように促すことができます。
大人と比較すると低コストで済む場合もあり、早期にコンプレックスを改善できます。
当院ではお子様の矯正治療を幅広く行っていますので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。
あわせて「子どもの矯正って何歳から?年齢ごとの矯正治療」もご確認ください。