矯正はデジタルで行う時代!? 3D口腔内スキャナー(i-Tero)を使ったマウスピース矯正のメリット|藤沢市の歯医者|Ken歯科

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矯正はデジタルで行う時代!? 3D口腔内スキャナー(i-Tero)を使ったマウスピース矯正のメリット


みなさんこんにちは。

藤沢市の歯医者【Ken歯科】です。


歯科の業界でも口腔内スキャナーを使用してデジタルデータを活用した方法が取り入れられています。


その中で、代表的な物が「i-Tero(アイテロ)」という3D口腔内スキャナーの活用です。

従来の粘土のような材料を使用する型取りと比較すると、負担を軽減して型取りをすることができます。


そこで今回は、3D口腔内スキャナー(i-Tero)を使ったマウスピース矯正のメリットについて詳しくご紹介します。


■「i-Tero」とは?


「i-Tero」は歯科用の3Dスキャナーで、高い精度でお口の中をスキャンし、型取りする機械です。

スティック状のスキャナーの先を、歯列に合わせて非接触で動かすだけで型取りができる仕組みで、粘土のような素材を口腔内に入れて型取りをする必要がないため、不快感を軽減することができます。


■「i-Tero」がマウスピース矯正に向いている理由とは


マウスピース型矯正は、患者様の歯にフィットしたマウスピースを段階的に交換しながら歯を動かす治療法です。

そのため、型取りの精度が治療の質に大きな影響を与えることがあります。


■「i-Tero」でのマウスピース矯正の型取りの5つのメリット


◎高い精度でスキャンするため口腔内とのズレが起きにくい

「i-Tero」は歯の位置や形状を正確に把握することができるため、詳細で高い精度の歯型をデータで取得することができます。

その結果、マウスピースのフィット感が上がり、治療計画通りに歯が動きやすくなります。


◎治療前に「治療後の歯並び」を確認することができる

「i-Tero」でスキャンした歯列を元に治療計画のシミュレーションを作成できます。

患者様に治療中~治療後の歯の動きのシミュレーションを3Dで確認していただくことで、治療後のイメージがつきやすく、ゴールを視覚的に共有することができます。

また、治療後のイメージを知ることで、モチベーションアップにもつながりやすくなります。


◎データ管理がしやすい

従来の型取りをした模型は保管しておく必要があります。

しかし、「i-Tero」を使った型取りは、クラウド上で管理をすることができ、模型を破損したり紛失したりする心配がありません。


また、必要な時にすぐに出して活用することができるため、治療途中でデータを確認したり、再治療の際に参考したりすることができます。


◎型取りが苦しくない

従来の型取りは粘土のような材料を使用するため、嘔吐反射がでやすい方や型取りが苦手な方には負担が大きい工程でした。

しかし、「i-Tero」は、歯をスキャンするだけで圧迫感もなく、スムーズに型取りを行うことができます。


■どんな方におすすめ?


◎嘔吐反射が強く、従来の型取りが苦手な方

「過去に型取りで嫌な思いをした……。」という方には、「i-Tero」で行う型取りがおすすめです。

粘土のような印象材を使わないため、嘔吐反射の負担を軽減します。


※矯正装置の種類によっては従来の粘土のような

「印象材」を用いた歯型取りを行う場合もあります。


◎治療過程のシミュレーションを見たい方

矯正治療を検討している方の中には、どのような歯並びになるのか不安という方もいるのではないでしょうか。

i-Teroでスキャンした歯型はクリンチェックというソフトを用いて、治療後の歯並びや進行過程を3Dで確認できるため、安心して治療に臨むことができます。


◎矯正中の見た目も目立ちにくくしたい方

目立たない矯正装置をご希望の場合はマウスピース矯正がおすすめです。

精度の高い「i-Tero」のスキャンでぴったりフィットしたマウスピースを製作することができます。


※症例によってはマルチブラケット矯正などを

ご案内する場合があります。


■矯正治療の負担を軽減できるマウスピース矯正


矯正治療は日々進化しており、特にデジタル技術を活用することで負担を軽減して治療ができるように工夫がされています。


歯並びが気になっていても、従来の矯正治療に踏み出せなかった方は「i-Tero」を使ったマウスピース矯正を検討してみてはいかがでしょうか。


当院では、適切な診断と患者様に寄り添った治療を心がけておりますので、お気軽にご相談ください。


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歯科医師
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