みなさんこんにちは。
藤沢市の歯医者【Ken歯科】です。
お子様の歯並びが乱れていても、お子様の顎の成長を味方につけた矯正方法があります。
大人になると顎の成長が終わってしまうため、この方法は適応になりません。
お子様の顎は成長段階で柔軟なため、顎のバランスを整えながら、根本的な悪習癖を改善する治療です。
どの治療にもメリット・デメリットがありますが、治療をスタートする前にマイオブレースのデメリットも確認しておきましょう。
目次
■マイオブレースとは
マイオブレースは、お子様の早期予防矯正のための矯正装置です。
適応はお子様の口腔状態によりますが、おおよそ3~15歳程度のお子様を対象にしており、マウスピース型の装置を【日中の1時間】と【就寝中】につけます。
※Preventive Orthodontic Treatment – Myobrace
マイオブレースの目的は、口がぽかんと開いたまま呼吸する「口呼吸」や舌を出す癖などの歯並びが悪くなる習慣にアプローチして、正しい顎の発達や、筋肉の成長を促します。
また、マイオブレースは矯正の装置としてだけでなく、舌の正しい位置のトレーニング等にも使用ができます。
■マイオブレースのデメリット
◎継続してトレーニングを行う必要がある
マイオブレースは、装着時間以外に正しい呼吸法や口周りの筋力を鍛えるトレーニングを継続して行う必要があります。
特に、歯並びが悪くなる癖は早期に改善が必要なため、正しい舌の位置や鼻呼吸を意識して過ごすようにしましょう。
◎お子様・親御さんの協力が必要
毎日マウスピースの装着やトレーニングが必要のため、お子様と親御さんの協力が不可欠です。
お子様がモチベーションを維持できるように声かけをして、マイオブレースの必要性を十分に理解していただくことも大切です。
できた時には褒めてあげて、少しモチベーションが下がっている時は歯並びが整った画像などをみせてあげると良いでしょう。
当院でもお子様のお伝えしていきますが、モチベーションを維持するためにサポートしていただくようお願いしています。
◎治療費用がかかる
マイオブレースは自由診療のため、健康保険が適用にならず、費用が高くなります。
しかし、お子様の顎が成長段階の時期に歯並びが悪くなる癖を改善して、顎の成長バランスを整えることができると、口腔環境が改善し大人になってからの矯正期間が短くなったり、場合によっては必要なくなることもあります。
■マイオブレースの注意点
◎毎日装着する必要がある
マイオブレースは、日中の1時間と就寝中、マウスピースを装着する必要があります。
学校に通う時間は装着しなくても良いため、外出の時の負担は少ないですが、毎日継続して使用します。
決められた時間、マウスピースの装着をしないと、十分な効果が得らない可能性があります。
◎歯並びを維持し続ける保証がない
成長段階以降も歯がさまざまな原因で動く可能性があります。
定期的に通院し、歯並びの状態を確認しながら対応していくと安心です。
■お子様の歯並びが気になる場合はお問合せください
お子様の時期は顎の骨が柔軟なため、顎のバランスを整えながら、口周りの悪習癖も改善する治療を行うことができます。
小さな頃にお口の環境を整えると、健康的な口内環境を維持しやすくなります。
お子様の歯並びが気になる場合には、お気軽にお問合せください。