こんにちは!
歯科衛生士の小関です。

皆様は
「ロコモティブシンドローム」
という言葉を聞いたことはありますか?
ロコモティブシンドロームとは、
足腰などの運動器
(骨・筋肉・関節など)の
衰えによって
移動能力が低下した状態を指します。
高齢者に多いイメージがありますが、
放置すると
要介護のリスクが高まることが
知られています。

実は近年、
このロコモティブシンドロームの
予備軍が子どもたちの中で
増えていると言われています
現在の子どもたちは、
スマホ・ゲームの普及や
遊び場の減少、
安全面の配慮などから
外遊びの機会が少なくなり
体を大きく動かして
遊ぶ機会が少なくなっています。
その結果、運動不足、
姿勢の悪化、
体をうまく使えないといった
状態が起こりやすく、
子どもの運動機能低下に
つながっているのです。
 
この状態のまま成長していくと、
大人になってから
ロコモティブシンドロームを
発症する可能性が、より早く、
より高い確率で訪れることも考えられます。

子どものロコモ対策で重要なのは、
正しい姿勢を意識すること、
肩甲骨や股関節を
しっかり動かすことです。
これにより、ケガや故障の予防、
運動機能の土台づくり、
将来の運動器トラブルの
予防につながります。
子どもたちが健康に成長するための
大切なポイントです🌟

実は、
歯並びが悪くなる原因のひとつに
「姿勢の悪さ」があります。
猫背や前かがみの姿勢は、
あごの位置や
口周りの筋肉バランスにも
影響し、
歯並びや噛み合わせの乱れに
つながることもあります。
歯並びをきれいにするには
口元と一緒に姿勢のトレーニングも
大切なのです!

体の姿勢を整えることは、
運動機能だけでなく、
お口の健康を守ることにも
つながるのです✨